大正浪漫譚 【大正浪漫譚】はいからさんが夢見た自由 かげろうゆらゆら小石川、ハーフブーツに海老茶の袴、頭のリボンもひらひらとこれで決まりの女学生、わたくし花の17才 「お、パソコンで動画見てるなんて珍しいな、なんかあったん?」休日にコーヒーを淹れる事を趣味としている夫が、私の分のカフェオレを... 2025.09.14 大正浪漫譚
大正浪漫譚 【大正浪漫譚・銀ブラ編】銀座の夜に蝶が舞う カフェーパウリスタでのんびりしていたら、もう陽の陰る時間になっていた。あと1時間もすれば、路面に立ち並ぶブランド店のロゴも、煌々と輝き始める時間だ。「いやぁ、今日は歩いたね、帰ろっか」「あれ、理美、なんか行きたい店ある言うとったやろ」「え、... 2025.09.07 大正浪漫譚
大正浪漫譚 【大正浪漫譚・銀ブラ編】鬼の如く、恋の如く、地獄の如く 夫と出かけると、大抵いつも鬼の行軍の如く歩く事になる。今日もアンティーク着物で銀ブラ=銀座でブラジルコーヒーを飲み、そのまま帰るつもりだった。しかし、夫が博品館に行きたいと言い始め、私はGINZA SIXに気になっていたコスメブランドの店舗... 2025.08.31 大正浪漫譚
大正浪漫譚 【大正浪漫譚・銀ブラ編】愛と放浪と中華そば 「萬福」と大きく書かれた看板は、いかにも町中華な太字のフォントだ。まだ開店時間前だったが、開店を待っている人もいた。「すごい、開店待ちの人もいるね」「行列やないけん、待っとけばよかろ」夫とそんなことを言いながら外壁の掲示物に目をやると、創業... 2025.08.24 大正浪漫譚
大正浪漫譚 【大正浪漫譚】浪漫譚のはじまり ー 東京と大正浪漫 こんにちは、宮寺理美です。これまでは過去に書いていたnote記事をベースに、長めの解説などをこちらに書く事が多かったのですが、内容が重すぎるなぁと感じ始めていたのものあり、今後は「楽しみながら読んでいただける」を目指してみようと思います。と... 2025.08.23 大正浪漫譚
Uncategorized 80回目の8月15日、同じ空の下で笑うために こんにちは、宮寺理美です。今日は2025年8月15日、80回目の終戦記念日です。「記念」という言葉にお祝い事の意味も含まれるので、最近は終戦の日と呼ばれる事も多いようです。現代の日本を生きていれば、この日に特別な感情を抱くのは自然な事かもし... 2025.08.15 Uncategorized
ご挨拶&お知らせ 在水一方 紫陽花の季節に想う対岸の友人 こんにちは、宮寺理美です。各種のSNSでは既にお知らせしていますが、この度、私の友人であるキリちゃん、こと黄可児女史の新書、『在水一方 在日本尋探中国歴史』の巻頭紹介文を寄稿いたしました。子供のころから本を読み、いつか本に携わる仕事がしたい... 2025.06.10 ご挨拶&お知らせファッション交流記文化事業紹介
文化事業紹介 江戸情緒と人権侵害 ー 旧吉原遊廓を訪ねて 江戸のむかし、吉原の曲輪がその全盛の面影を留めたのは山東京伝の著作と浮世絵とであつた。明治時代の吉原と其附近の町との情景は、一葉女史の「たけくらべ」、広津柳浪の「今戸心中」、泉鏡花の「註文帳」の如き小説に、滅び行く最後の面影を残した。わたく... 2025.02.05 文化事業紹介日々のあれこれ
日々のあれこれ あけましておめでとうございます こんにちは、宮寺理美です。あけましておめでとうございます。時の流れとは恐ろしいもので、昨年後半は長文を書く事はすっかり忘れ去って過ごしておりました。言い訳は色々とあるのですが、見つけたばかりのカタギの仕事で欠員が出てしまい、欠員補充がないま... 2025.01.03 日々のあれこれ
日々のあれこれ 巨人と抹茶味の月餅、あれこれ不安な2024年9月の手記 こんにちは、宮寺理美です。2024年は、中国の各種SNSで情報発信をしたり、日本の媒体で発信をする中国出身のクリエイターたちにとっては、あまり状況が良いとは言えませんでした。特にフォロワー数や閲覧数をただの数字としてしか認識しておらず、相手... 2024.09.21 日々のあれこれ