着物

大正浪漫譚

【大正浪漫譚】頭は大きければ大きいほど可愛い?大正時代の美意識

こんばんは、宮寺理美です。前回、リボンと簪をよく観察しながら、明治~大正時代を紐解く記事を書きました。髪飾りと近代化の関係は、「可愛い」の大衆化でもある。前回の記事で、私はそんな結論を出しました。その際、髪飾りと並行して髪型についても触れま...
大正浪漫譚

【大正浪漫譚】リボンと簪の大正ロマン

こんばんは、宮寺理美です。先日、大正時代の雑誌で、可愛い広告を見つけました。私はこれを見て、まっさきに漫画『シャドーハウス』を思い出しました。キラリと光るアクセサリーや髪飾りが際立つ、現代でも通用しそうなモダンな広告ですよね。貴金属を取り扱...
大正浪漫譚

【大正浪漫譚】夢二式美人をお手本にするな

今にも折れてしまいそうな、儚げな着物姿。物憂げな表情、そして、何かを言いたげな瞳。「大正ロマン」という言葉を聞いたとき、誰しもが思い浮かべる美人画。竹久夢二の描く美人に憧れた女性は、私だけではないはずです。竹久夢二の美人画みたいな着物姿にな...
ご挨拶&お知らせ

物語を手渡す日ー高円寺レトロ日和を終えて

こんにちは、宮寺理美です。ここでは『大正浪漫譚』と題したシリーズものを書いているのですが、今回は、昨日開催したイベント<高円寺レトロ日和>について、今の気持ちを綴りたいと思います。まず、お礼を言わせてください。会場にお越しくださった方、来る...
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【大正浪漫譚】セルロイドと、憧れのかたち

水の流れる音。そして、歯ブラシがしゃかしゃかと働く音。2つの音が響き合って、なんだか働き者になった気分だ。その音を聞きつけた夫が、眠そうな目をこすりながら私のいる洗面所を覗き込んだ。「お、なんか洗ってるんか」「うん、簪増えちゃったからね…」...
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【大正浪漫譚】袴の裾からはじまる逆襲

短く着付けた着物の上に袴を履く。今日の着物は、大正時代から昭和初期にかけて女学生たちにも愛された「銘仙」だ。しゅる、しゅる、と衣擦れの音がした。今日は文京区の弥生美術館で開催中の展示を見に行く。タイトルは「はいからモダン袴スタイル」。その名...
大正浪漫譚

【大正浪漫譚】半襟が語る時代の物語

光沢のある生地にほどこされた、精緻な刺繍。わずかな光の角度で色や質感が変わり、糸の陰影が際立つ様子は、いくら見ていても飽きないほどだ。私の手でつやつやと光沢を放つその半襟は、花嫁衣裳用と思しきアンティークの半襟だ。二羽の鶴が向かい合うデザイ...
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【大正浪漫譚】古いアルバムと100年前のまなざし

私は、古いアルバムを手に取った。時の洗礼を受けた深緑色の表紙は、少しひび割れている。その表紙には、手編みとおぼしきレースのリボンや、更紗文様の絹の生地があしらわれている。きっとこのアルバムの持ち主が、手ずから飾り付けたのだろう。女性だろうか...
大正浪漫譚

【大正浪漫譚】異国へ渡る絵葉書、大正乙女の絵封筒

「理美、これ届いてたで」夫が絵葉書を私に渡した。『不思議の国のアリス』の絵葉書に、ブルース・リーの切手が貼られていた。香港の友人からの手紙だ。イギリスの文化と故郷を愛する彼女らしいセレクトに、思わず笑みがこぼれる。友人であるKiri Chl...
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【大正浪漫譚】冷たい雨とベルベットコート ー 明治が生んだ和装コート

「あ~、やっぱり降っちゃったか…」お気に入りの喫茶店に久しぶりに一緒に行こう、と夫と約束したのは一昨日のこと。その時に天気予報を確認しなかった私の手落ちだ。外ではしとしとと小雨が降っていた。気温もかなり低い。「あつあつコーヒーがうまいやん。...
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