谷崎潤一郎

大正浪漫譚

【大正浪漫譚】猫と私と大正時代のをんな

膝に丸まる温かで艶のある毛の塊が、すーすーと寝息を立てている。こちらにおしりを向けて眠っている猫の顔は見えないが、かなりぐっすり眠っているようだ。もしかしたら、人間の膝をベッドだと思っているのかもしれない。最近の私のお気に入りは保護猫カフェ...
大正浪漫譚

【大正浪漫譚・神戸編】細雪の家と阪神間モダニズム文化

ついに来た。想像していたよりも小さく素朴な雰囲気の木造建築を前に、私は深呼吸をした。その私を、不思議そうに夫が眺めていたが、気にする余裕は無い。早く入って中を見たいが、外観ももっと見たい。逸る気持ちで足がもぞもぞする。木製の門戸のすぐそばに...
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