街の灯りがいっそう冴え、冬の空気が静かに深まってまいりました。
今年も「大正浪漫譚」をお読みいただき、心より御礼申し上げます。
本年は、ひとつの“テーマ”を胸に掲げ、
大正という季節をより深く旅する一年となりました。
資料を紐解き、街並みを歩き、
新しい表現や再現にも挑みながら、
百年前の美しさにそっと触れた日々でした。
こうして時のページを捲るような試みを続けてこられたのも、
静かに寄り添い、楽しんでくださった皆さまのおかげです。
心からの感謝を込めて。
来る年も、過ぎ去った時代の光と影を追い、
皆さまと共に、さらに豊かな物語を紡いでいけますように。
どうぞ良いお年をお迎えください。
宮寺理美
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